2019/04/30改訂

第11回IRCICAアラビア書道競書大会の結果と総評

 

今回の大会には世界38ヶ国の613人が参加し、833点が応募されました。残念ながら日本人の入賞者はいませんでした。

 

入賞者数が最も多かったのがイランですが、ジャリー・タアリーク、タアリークとクーフィーだけで14人が占めており、かなり偏りがあります。ただスルスにも3人入賞しているのが目立ちます。

 

エジプトが次点で16部門に入賞。どの書体もまんべんなく入賞者を出しています。トルコも13人入賞しており、偏りはあまりありません。

 

アラブ諸国以外では4人が入賞したインドネシアの躍進が目立ちます。特にジャリー・スルスに1人入選しているのはかなりの健闘です。

 

今回から新たに入ったムハッカクとスルス-ナスヒーはエジプトとトルコがほぼ独占しています。 

 

 

合計入賞者数

JT

T

N

M

T-N

J-Ta

Ta

JD

D

K

イラン

17

 

3

 

 

 

4

6

 

 

4

エジプト

16

2

3

2

2

3

 

 

1

3

 

トルコ

13

3

1

1

2

3

2

 

 

1

 

イラク

5

 

 

2

1

 

 

 

1

 

1

シリア

4

 

 

1

 

 

 

 

2

1

 

インドネシア

4

1

 

 

 

 

 

 

1

2

 

アルジェリア

2

 

 

1

 

 

 

 

 

 

1

マレーシア

2

 

 

 

 

1

 

 

1

 

 

モロッコ

1

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

パレスチナ

1

 

 

1

 

 

 

 

 

 

 

イエメン

 

 

1

 

 

 

 

 

 

 

 

66

6

7

9

5

7

6

6

6

8

6

 

JD: ジャリー・スルス

T: スルス

N: ナスヒー

M: ムハッカク

T-N: スルス-ナスヒー

J-Ta: ジャリー・タアリーク

Ta: タアリーク

JD: ジャリー・ディーワーニ

D: ディーワーニー

K: クーフィー

 

イスラーム映画祭4開催の件(神戸元町)

 

ゴールデンウィーク中にイスラム諸国の映画が12本一挙に開催されます。場所は神戸の元町映画館です。小さめの映画館で全館自由席ですので当日早く行って整理番号付チケットを入手する必要があります。

トルコ至宝展開催のお知らせ

 

2019年3月20日~5月20日に国立新美術館でトルコ/イスタンブルのトプカプ宮殿の宝飾品などが展示されています。平日の午後であればそれほど混んでいません。ゴールデンウィーク中は避けた方がよさそうです。

なお、6月14日~7月28日には京都国立近代美術館でも開催予定です。

アラビア書道が日経MJ紙に紹介されました

 

最近のトレンドやヒット商品などを主に扱う日経MJ紙が外国語書道という企画でアラビア書道、モンゴル文字書道、ハングル書道を取り上げてくれました。外国語文字の書道が静かなブームになっているという内容になっています。

新しいクルアーンの和訳が出版されました

 

アラブイスラーム学院学術顧問、日本ムスリム協会理事、現代イスラーム研究センター理事などを勤められている水谷周(みずたに・まこと)氏が国書刊行会から新たにクルアーンの翻訳本を上梓されました。

イスラム教の聖典クルアーンのアラビア語からの和訳は井筒俊彦氏を始め、すでに数冊の翻訳本が出版されていますが、今回のポイントは副題にもあるように”やさしい和訳”で、できるだけ優しい日本語を使って読みやすくされている点です。

大手書店やアマゾンでも入手可能。税込み2916円です。